■同時収録『TOKYOレンダリング詞集』は、『buy a suit スーツを買う』と同時進行で製作され、監督自身がパソコンで全編の編集を行った。
「この作品は、勢いだけで描いた“線”のような「素描」「スケッチ」的なライブ感がある。ドキュメンタリー色の強い描写で、今までの市川作品とは違う匂いがある。ヌーベルバーグが16mmのカメラを持ち、外に飛び出してノーライトで映像を撮りはじめた当時の“初心”のようなものが、今回、自分の気持の中にもあったような気がする。」(市川準)
特典映像
■劇場予告篇
■日本語・英語字幕収録(「buy a suit スーツを買う」)
ストーリー
『buy a suit スーツを買う』(47分・HD作品)
妻と別れ、失踪した兄を大阪から探しにきたユキ。東京はダメになってしまった、と呟く兄との再会。オール“関西弁”で紡がれる会話と、焦燥感と空虚感の間を揺れながら、そっと繋がって生きる人たちの心模様を、切なくも温かく映し出した作品。