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■後篇:第19回(1942年度)キネマ旬報ベスト・テン第七位
■当時としては莫大な製作費を投じた、フィクションではない史実としての「忠臣蔵」にこだわった壮大な歴史映画
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後篇:初公開時より4分欠落
※フィルム原版が長い年月を経過しており、一部オリジナル原版が欠落している為、お見苦しい箇所がございます。予めご了承下さい。
映像特典
新藤兼人監督インタビュー
ストーリー
前篇
浅野内匠頭は、江戸城松の廊下で吉良上野介に斬りかかり、多門伝八郎の尽力にもかかわらず切腹の処分を受けた。悲報を受けた国許の赤穂城。国家老大石内蔵助は内心期するものがあり、妻子と縁切し、江戸へ向かう。
原作は真山青果の戯曲「元禄忠臣蔵」。調べられる限り忠実に追った史実を背景に、登場人物に生身の人間の魂が吹き込まれた作品だ。原寸大に再現した松の廊下を始めとするセット美術は、武家建築の完成と称讃され、時代考証に基いた衣裳、大道具、小道具、技髪、メイクは元禄風俗の貴重な参考資料とされている。
後篇
上野介を討とうと単独で御浜御殿に乗り込んだ富森助右衛門は、綱豊卿に諫められる。内蔵助は瑶泉院に別れの挨拶に行く。泉岳寺の墓前に吉良の首を捧げた内蔵助たちは、従容として切腹の場に向かった。
故意に作りあげられた嘘くさいヤマ場の連続を否定し、人間対人間のリアルなドラマとして完成した。義士の行動はことさら美化されていないかわりに、生々しい現実感をもって迫ってくる。ワンシーン・ワンカット、思いきったカメラの大移動、リアリズムに徹することで作り上げた人間絵巻。
スタッフ
総監督:白井信太郎
原作:真山青果
脚色:原健一郎/依田義賢
撮影:杉山公平
美術:水谷 浩
建築:新藤兼人
音楽:深井史郎
監督:溝口健二
キャスト
前篇
河原崎長十郎/中村翫右衛門/山岸しず江/三浦光子/小杉 勇/市川右太衛門
後篇
河原崎長十郎/中村翫右衛門/河原崎国太郎/高峰三枝子/三浦光子/市川右太衛門
2014年5月2日リリース
発売・販売元:松竹株式会社
【品番】DB-5004
【税抜価格】2,800円
【POSコード】4988105068421
【尺数】ディスク1:本篇112分/ディスク2:本篇107分+映像特典
【公開日・劇場等】前篇:1941年12月1日/後篇:1942年2月11日
【製作年度】1941年/1942年
【製作国】日本
【ジャンル】ドラマ
【音声】日本語(オリジナル)モノラル
【字幕】なし
【画面サイズ】4:3スタンダード
【カラー/モノクロ】モノクロ
【層】片面2層